IoTセンサーでできることは? 種類や特徴を紹介
近年、「IoTセンサー」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。
IoTセンサーを活用すると、より安全で快適な生活の実現につながるため、現在IoTセンサーを搭載したソリューションのニーズがますます高まっています。そこで重要になってくるのがセンサーの選択です。
IoTセンサーには、温湿度を感知するセンサーや、五感を感知するセンサーなど様々な種類があります。そのなかから最適なセンサーを選択・活用することで、今まで目視で行っていた作業も人の手を介さずにモニタリングすることが可能になります。
この記事では、IoTセンサーとは何か、種類や特徴を紹介します。IoTの利活用をお考えでどのようなセンサーを使ったらよいか分からないという方は、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.IoTセンサーとは
- 2.IoTで活用されるセンサーの種類と特徴
- 2.1.温度センサー
- 2.2.湿度センサー
- 2.3.ドア・窓開閉センサー
- 2.4.人感センサー
- 3.まとめ
IoTセンサーとは
そもそもIoTとは「Internet of Things」の略で、日本語に訳すとモノのインターネット、つまりモノとモノがインターネット経由で通信することを指します。
このIoTを活用したソリューションで重要な役割を担っているのがIoTセンサーです。
IoTセンサーは、人・物の動きや明るさ、温度、湿度、二酸化炭素濃度など、様々な外部の情報を感知し、人や機械が判別できる信号に置き換える装置です。
IoT機器やIoTシステムは、IoTセンサーがあることによって初めて対象からの情報を得ることができるようになります。
IoTで活用されるセンサーの種類と特徴
IoTセンサーには具体的にどのような種類と特徴があるのでしょうか。
温度センサー
温度センサーは、文字通り対象物や空間の温度を測定し、電圧や抵抗値などに変換するセンサーです。食品・食材の温度管理や機械の異常な温度上昇のモニタリングなど、基本的には温度を制御したい場所で使用されます。
湿度センサー
湿度センサーは、大気中や任意の空間内に含まれる水蒸気の比率を測定します。エアコンや冷蔵庫などの身近な家電をはじめ、医療現場や工場内の特定箇所の湿度調整などにも使用されているセンサーです。
ドア・窓開閉センサー
ドア・窓開閉センサーは、開閉時の振動などを感知してアラートを発するセンサーです。不審者の侵入に対する警告や、高齢者・子どもの見守りなどに使用されます。金庫に設置して盗難を防止するケースもあります。
人感センサー
人感センサーは、赤外線や超音波などでヒトの所在を感知するセンサーです。照明や自動水栓、エアコン、防犯カメラなど、人の手による制御を省力化したい場所に使用されます。
こうして見ると、IoTセンサーは多くの場所で活用されていることが分かります。今後も進化とともにさらに広がっていくでしょう。
ただし、IoTセンサーは様々なメーカーが提供しているため、その中から適切な製品を選ぶのは専門知識がない限り非常に困難という課題もあります。
また、利用においては、IoTセンサーとIoT機器の接続なども必要になります。スムーズに導入を進めたい場合は、すぐに使用ができるソリューションを検討するのがおすすめです。
まとめ
様々なメーカーからIoTセンサーが提供されていますが、その中から適切なものを選ぶには、専門知識が必要なうえ、時間と労力もかかります。これらは、IoTセンサーを用いてデジタル化を進めたいというお客様の大きな負担になります。
『Gravio』(※)は、その負担を解決することが出来ます。サブスクリプションにより、IoTセンサーを活用するための次の3つの要素を提供します。まず、赤外線による人感、温湿度、Co2濃度、ドアの開閉などのデータを取集できる各種IoTセンサー。次に、センサーから取得したデータを受信するIoT機器。最後に、受信したデータを別のシステムと連携させるアプリケーションを提供します。
たとえば、赤外線による人感センサーが、人を感知すると、メッセージアプリやSMSで担当者に通知することができます。
また、Gravioを提供している伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)では、GravioとAI映像解析ソフトウェア『IVAR』(※)を組み合わせたソリューションを提供しています。この2つを組み合わせることで、人が行っていたことをIoTやAIを用いて自動化・効率化、また、非接触で行うことを可能にします。
新型コロナウイルスの感染対策が求められる現在、混雑状況の検知による三密回避や、ゲストの有無を検知・通知することによる受付業務の効率化、また、特別なゲストへの丁寧な接客などに役立ちます。
IoTセンサーの導入をお考えの方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
※ IVARならびにGravioのサービス提供はCTCでは現在行っておりません。