伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、株式会社デンソーに社内システムの問合せ対応を自動化するAIチャットボットシステムを提供しました。チャットボットは、機械学習によって回答の精度を高める台湾Intumit社(碩網資訊股份有限公司)のAIプラットフォーム「SmartRobot」を使用してCTCがオンプレミス環境で構築したもので、デンソーでは2020年4月から運用しています。

デンソーのEDT推進部*1では、製品設計を中心としたエンジニアリング業務で社員が利用するシステムの企画・開発・運用を推進しています。今回構築したのは日本語と英語に対応したAIチャットボットで、32ヵ国4万人にのぼる社員のシステム利用に関する問合せに対し、時差に関係なくリアルタイムに回答できる仕組みを実現しました。担当者が電話やメールで行う回答の一部をチャットボットで自動化することで業務の効率化につなげています。
(*1) Engineering Digital Transformation

AIチャットボットの構築に使用した「SmartRobot」は、CTCが出資する台湾Intumit社の音声認識、音声対話、自然語分析、知識検索の技術を統合したAIプラットフォームです。独自開発のAIエンジンを活用した機械学習による、日本語と英語両方の正答率の高さが評価され、今回のチャットボット構築に採用されました。