伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、AI/ロボット事業を手掛ける台湾のベンチャー企業 碩網資訊股份有限公司(英語表記:Intumit Inc.、代表取締役:邱 仁鈿、本社:台湾新北市、以下:Intumit社)へ出資し、日本におけるIntumit社のAIチャットボットについて協業を開始します。
スタートアップ企業の支援やお客様との合弁事業を目的としたコーポレート・ベンチャー・キャピタル「CTCイノベーションパートナーズ」からの出資です。

Intumit社は、1999年の設立以降、AI/ロボットに関する事業を手掛け、台湾で500社を超える導入実績があります。独自開発のAIエンジンを使用したAIプラットフォーム「SmartRobot」は、音声認識、音声対話、自然言語分析、知識検索などの技術を統合したもので、機能の1つであるAIチャットボットサービスでは、台湾国内の銀行の顧客サポート向けチャットボット市場で80%のシェアを占める製品となっています。

CTCは、Intumit社への出資とともに日本国内でのSmartRobotの取り扱いを本日から開始し、地方銀行や地方自治体、旅客関連業などの顧客サポート業務を中心にAIチャットボットサービスを展開します。SmartRobotは英語、日本語、中国語などの多言語に対応しているため、今後想定される訪日外国人向けサービスの拡充も期待できます。CTCは、大規模なシステム構築の実績に基づき、SmartRobotの導入や保守対応に加えて、既存のチャットシステムや企業内システムとの連携なども担います。オンプレミスのソフトウェアとSaaS型のラインナップで、3年間で30社への提供を目指します。
今後CTCは、Intumit社との共同でのAIエンジンの開発も視野に協業を進め、お客様の顧客サービスや住民サービスなどの更なる向上に貢献していきます。